☆培養部 新入職員のご紹介☆

培養室長 家田です。

5月になりました!つつじがきれいに咲いています。もうなんだか初夏のような陽気です。こんな時ほど体調には気を付けて下さいね。

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伊豆の小室山公園のつつじです。35,000平方メートル(東京ドーム0.7個分です!)に40種類約10万本のつつじがあるそうですよ。

 

今年も培養部に3名の新人職員が入職しました。一か月ほど経ちましたが、まだまだ緊張がとれずガチガチな感じで仕事を必死に覚えています。新人職員が入職するたびに自分が新人だった頃を思い出します。

大学では動物の卵子や精子や胚を用いて研究をしていましたが、社会人になりヒトの胚を実際にさわる・・・毎日とてつもない緊張感で手が震えていました。あれから、もう長い年月が経ち、たくさんの若い胚培養士たちが育ってきました。

培養部のみんなは、患者様の卵子や精子、そして受精して成長した胚を扱うことの重みと責任を毎日背負いながら仕事をしています。ここにいる胚培養士のみんながこれからの不妊治療の培養の世界をリードしていき、より高い技術を習得しまた若い世代に伝授していくのだと思います。

最近、歳をとったせいでしょうか・・・「若いっていいな~」とつくづく実感します。若い時は何だか全てのことが無我夢中であっという間に時がたっていき、今になっていろんなことに後悔したり反省したり・・・でもそれが人生だよな~と思っている自分に「あっ、歳とったな」と思う今日この頃です。私も新人3名の活き活きとした希望に満ちた熱気を吸い取りながらこれからも精進していきたいと思います!!

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今年入社した新人3名です。お顔見せは「恥ずかしい」とのことなのでマスクと帽子着用で・・・「毎日たくさん練習して頑張ります!」とのことでした。

 

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こちらが後ろ姿です。きっとマスクと帽子を着けたまま、外来を行き来することもあるかと思います!この後ろ姿を見つけましたらぜひ「新人さん、頑張って!」とお声掛け下さい。

☆日本卵子学会☆

培養室長の家田です。

もう初夏の季節になりました。今年も暑い夏がやってくるのでしょうか。

先日、日本卵子学会に参加して参りました。今年は、新潟で開催でした。『新潟』と聞いただけでウキウキしていました。以前は日本哺乳動物卵子学会という名称でしたが、今は日本卵子学会と学会名が変わりました。もともとは動物(ウシやマウスなど)の卵子や精子の形成や受精、発生、着床または遺伝についての基礎研究の内容が多かったのですが、最近では、ヒト胚に関する研究についての発表もたくさんあります。また、我々胚培養士が必要とする「生殖補助医療胚培養士」という認定も行っている大きな学会です。今年も当院から2名受験し、無事合格しました。アメリカなどでは、胚培養士も国家資格として認められていますが、日本では胚培養士を資格としていません。患者様の卵子や精子、受精卵を扱う仕事は大変責任ある仕事です。胚培養士という国家資格はありませんが、やはりきちんと認定試験を受け、「生殖補助医療胚培養士」と認められた培養士が患者様の卵子、精子、受精卵に関わるべきであると思っています。しかし、入社してすぐにこの認定を受けられるわけではありません。豊富な知識と難しい技術をきちんとクリアした者に受験資格があります。当院では、3年以上経験(年数ではなく、知識と技術が伴っているかが大事です)がないと受験できないので、みんな日々頑張っています。胚培養士の話は、また色々お話したいと思います。

今回も、実りある話と大学の先生との久しぶりな再会があり、今後の研究に多いにつなげていこうと思いました。

新潟は大変良いところです!ぜひ、皆様も新潟まで足を運んでみて下さい。ちなみに、『ピアBandai』という市場に行ったのですが、魚がめちゃめちゃ安く、「弁慶」というお寿司屋さんも最高でした。回転寿司ですが、馬鹿にできませんよ。魚が新鮮で、たくさん食べちゃいます。新潟に行かれたら、ぜひ食べに行ってみて下さい。

写真1:信濃川がきれいでした。
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写真2:新潟駅にある「ぽんしゅ館」。100種類ほどの酒が堪能できます。写真2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真3:日本酒、ランキングです!
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☆東京農工大との共同研究☆

培養室長の家田です。

1月の金沢満喫学会の報告以来となります。
桜!開花しました~!!花粉症の皆様にはつらい季節ですが、やはり春はいいですね。

当クリニックにも4月から新しい医師が2名来られます。『不妊治療(特に体外受精)に悩んでいる患者様の力になりたい!』とう熱い気持ちを持たれた医師ですので、皆様の期待に応えてくれると思います。
二人目妊娠希望の患者様や高齢出産だけど頑張りたいという患者様も増えてきて、待ち時間もなかなか減らないという現状ですが、患者様の負担が少しでも減るように努力して参りますので、ご理解よろしくお願い致します。

先日、府中にあります東京農工大にお邪魔しました。府中にはなかなか足を運ぶ機会がないのですが、何だか見たことがある風景だな~と思ったら・・・そうです!東京競馬場に行ったことがありました(笑)

農工大には『体外受精を行っている胚培養士の強い味方』の素晴らしい先生がいらっしゃいます。農工大と共同研究をさせて頂く予定です。

共同研究の内容に関しては、また後日詳しく紹介させて頂きます。
この研究内容が患者様の力になれるよう、頑張ります!!

☆日本臨床エンブリオロジスト学会☆

培養室長の家田です。

寒さが一気に増して、九州でも大雪という何だかすごいことになっている日本列島ですが、皆様は風邪などひいていらっしゃいませんか?
私は年明け早々に、石川県は金沢に学会で行きました。『雪』を期待して行ったのですが、全く積もっておらず・・・でもおいしいご飯と旨い日本酒を堪能しました(あ!!ちゃんと学会ではお仕事しましたよ!)

私は、日本臨床エンブリオロジスト学会の理事をやっておりまして、この時期になると学会で講師をさせて頂いております。
日本臨床エンブリオロジスト学会とは、胚培養師(いわゆる私たちのように毎日受精卵を育てている職種を言います)が中心となって勉強する学会です。不妊治療を行っている日本全国のエンブリオロジスト(胚培養師)が集結します。

私は、顕微授精(精子を1個捕まえて、卵子に人為的に精子を入れて受精させる方法です)の先生として、色々な施設のエンブリオロジストに指導させてい頂きました。

みなさん、本当に真剣で患者様のことをすごく大切にしているんだな~と実感しました。
どうしたら良い成績がでますか?技術を上げるためには何をした方が良いですか?と様々な質問を受けました。良い成績や技術向上はそんなに簡単なものではありません。一に練習、二に練習、三、四も練習、五も練習です。患者様の卵子や精子は命です。だから、誰よりも練習して努力することは当たり前のことです。

当院でも顕微授精が一人前にできるようになるまでなかなか時間がかかります。私の厳しいテストが待っているので・・・でもみんな根気強く真剣に取り組んでくれるので、私は安心して患者様の卵子や精子を培養のみんなに預けることができます。
今回の学会では、当院の成績も学術総会で発表したので、また次の機会に報告させて頂きます。
講義の様子

☆日本受精着床学会(アシステッドハッチング)☆

こんにちは。培養部の山本です。

この度は、日本受精着床学会にて当院の補助孵化療法(アシステッドハッチング)に関するデータを発表させていただきました。
アシステッドハッチングとは、移植を行う前に胚の周りにある透明帯とよばれる膜に穴を開けることで胚が孵化(ハッチング)しやすいようにしてあげる方法です。今回は、このアシステッドハッチングと胚のグレードが妊娠成績に及ぼす影響について報告させていただきました。

アシステッドハッチングには、化学的な方法と機械的な方法があり、機械的な方法には細いガラスの針で物理的に穴(スリット)をあける方法と、レーザーを使って透明帯の一部を円形に蒸散させる方法があります。当院では、物理的に透明帯にスリットをつける方法でアシステッドハッチングの効果が得られていますが、最近ではレーザーを用いた方法による報告も多くされています。今後はレーザーの効果についても検討を進めていく予定です。

今回初めて学会で発表させていただき、発表までの準備や発表当日でも大変貴重な時間を過ごす事ができ、勉強になることが多くありました。今回の経験を活かし、今後も積極的に学会に参加して、少しでも患者様のためになるように知識や経験を得ていきたいと思います。
アシステッドハッチング

☆日本受精着床学会報告(体外受精に精子の濃度と動きのどちらがより重要なのか)☆

培養室の飯山です。昨年11月に日本受精着床学会で発表をしてきました。
今回は、私が発表してきた内容についてお伝えしようと思います。

まず、

精子と卵子を体外で受精させるために、当院では2種類の方法を行っています。

1つ目は「体外受精(IVF)」です。卵子と精子を同じ培養液で培養し、精子が自分の力で卵子の中に入ることで受精がおこります。
2つ目は「顕微授精(ICSI)」です。細い針を使って、卵子のなかに人為的に精子を入れることで受精がおこります。

そして、1つ目に挙げた「体外受精(IVF)」では、精子の状態が重要になります。精子の濃度が薄い場合や、精子の動きが良くない場合などは、受精がおこりにくいと言われています。当院では、体外受精を行ってもきちんと受精する精子かどうかを、WHOの基準をもとに判断しています。

そこで今回は、体外受精に精子の濃度と動きのどちらがより重要なのか、について発表してきました。精液検査の基準は、治療方法を決定する上で非常に重要なものですので、今後も検討を行っていきます。

その他当院で行っている様々な治療も含めて、詳しい技術的な部分につきましては、今後ホームページ上に順次掲載していく予定でおります。どうそご期待ください!

 

 

☆日本受精着床学会報告(当院の凍結射出精子使用によるICSI成績)☆

培養室の嶋村です。
私が学会報告させていただいた演題名は「当院の凍結射出精子使用によるICSI成績」です。

どういうことかと、かみ砕きますと・・・

新鮮精子を使用いてICSI(顕微授精)をした卵子のその後の発育と、凍結精子を解凍(融解)して使用したICSI(顕微授精)をした卵子のその後の発育を比べたということになります。

凍結精子は精子をマイナス196℃の液体窒素内で保存しています。
凍結精子における融解後の生存率は30~50%程度といわれています。そのため通常の受精方法である、精子を卵子にふりかける方法(c-IVF)での体外受精では、受精しにくいので、当院では凍結精子を体外受精に用いる場合はICSI(顕微授精)を行うことを推奨しております。

凍結・解凍(融解)することで生存率が半分になるということは、その動かなくなった精子は何らかのダメージをうけたことになります。しかし、ダメージをうけた精子は、もとから良くない精子だった可能性も考えられ、凍結精子を使用した体外受精で結果が下がる、変わらない、上がる可能性など様々な意見が出ています。

もちろん、融解後も元気に動いている精子はいて、その精子を使用してICSIを行い、出産された方は沢山いらっしゃるわけですが、今回は特に、精液検査において基準値に満たないご夫婦(精液検査において精子濃度15×106/ml未満、または精子運動率40%未満)を対象として、受精から胚盤胞凍結、そして妊娠出産までのデ-タを追跡しました。

結果としては、いまのところ、出産までの間に大きなデ-タの相違はないとなりました。しかし、凍結精子を使用し、胚盤胞まで培養する患者様の数がまだまだ少ないことにより、引き続き調査を継続していきます。

そもそも精子の凍結は、胚にくらべて生存率が低いという大きな課題を抱えています。
精子数が少ない患者様において、精子1個がどれほど貴重な細胞であるか・・・。
この課題を解決するべく、みなとみらい夢クリニックでも精子の凍結方法を見直しております。皆様からお預かりした精子を、もっともっとよりよい技術でお預かりできますよう日々精進してまいります。

新年明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。 培養室長の家田です。

昨年は、本当に患者様には待ち時間等で多大なるご迷惑をおかけしましたことをお許し下さい。スタッフ一同、患者様の様々なご意見・ご要望に耳を傾け、改善するよう努力致します。どうぞよろしくお願い致します。

今年も元旦より、仕事が始まりました!!朝から素晴らしい日の出を拝見しました。みなとみらいのご来光です。

今年も患者様ならびにみなとみらい夢クリニックのスタッフ一同にとって素晴らしい一年になりますように~とお祈り致しました。

今日はクリニックから素敵なお弁当が配られました。おいしかったですよ~!わたしはシャケが一番おいしかったです。これで、今日は元気が出ます!!毎日お弁当、出ないかな~(笑)

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☆日本受精着床学会報告(紡錘体)☆

培養室長の家田です。

前回のブログで、学会に参加したと報告させて頂きました。今回は、参加したメンバーがどのような発表をしたのか報告したいと思います。
学会報告第一弾としまして、わたくし家田が報告します。

少し難しい話になりますが、患者様の卵子に存在する『紡錘体(ぼうすいたい)』という構造体について調べています。紡錘体というのは、酵母から人間までどんなものにでも存在します。細胞というのは、分裂を繰り返して増えていきますが、分裂をきちんと行うために必要なのが紡錘体です。ですから、卵子に存在する紡錘体を傷つけたりすると、受精しなかったり、受精してもその後の分割(2細胞になったり4細胞になったり・・・胚盤胞になったり)がうまくいなかくなってしまう可能性が高いのです。

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我々が一番紡錘体を身近に感じる時は、顕微授精を行っている時です。顕微授精は紡錘体の位置を確認しながら行っています。紡錘体を傷つけないように。

紡錘体が細胞の中でどのくらい動いているのか?また、受精卵の成長や移植後の妊娠率について、今回発表をしました。

紡錘体や染色体は大変難しく奥の深いものです。今後は、大学と共同研究を行いながら色々解明していく予定です。進展がありましたら、また報告させて頂きます!

☆学会報告第一弾です☆

培養室長の家田です。

みなさん、師走も残り少なくなりました。寒さも少しずつ増してきました?でしょうか。

クリニックは相変わらずの混みようで、患者様には本当に『すみません!』という気持ちでいっぱいです。クリニックのスタッフ一同、待ち時間緩和について色々模索しております。御理解頂けますよう、よろしくお願い致します。

DSC05027 (002)さて、11/26~11/27に日本受精着床学会が開催されました。その名の通り、不妊治療におけます妊娠率や培養成績、新しい技術の報告などについて発表する学会です。医師、培養士、看護師が参加する大きな学会です。培養部からは5名が参加し、発表をしました。もっともっと成績を向上させること!技術の安全性を重視!!そして高い妊娠率の維持・・・このために、日々色々な検討や研究を行っています。
培養部は培養室から外(外来など)に出ないでひっそりと仕事をしておりますが、学会や研究会などには進んで参加しているんですよ。

どのような発表をしているのか、気になると思いますので、少しずつ報告していきたいと思います。ご期待下さい!!