☆日本受精着床学会報告(体外受精に精子の濃度と動きのどちらがより重要なのか)☆

培養室の飯山です。昨年11月に日本受精着床学会で発表をしてきました。
今回は、私が発表してきた内容についてお伝えしようと思います。

まず、

精子と卵子を体外で受精させるために、当院では2種類の方法を行っています。

1つ目は「体外受精(IVF)」です。卵子と精子を同じ培養液で培養し、精子が自分の力で卵子の中に入ることで受精がおこります。
2つ目は「顕微授精(ICSI)」です。細い針を使って、卵子のなかに人為的に精子を入れることで受精がおこります。

そして、1つ目に挙げた「体外受精(IVF)」では、精子の状態が重要になります。精子の濃度が薄い場合や、精子の動きが良くない場合などは、受精がおこりにくいと言われています。当院では、体外受精を行ってもきちんと受精する精子かどうかを、WHOの基準をもとに判断しています。

そこで今回は、体外受精に精子の濃度と動きのどちらがより重要なのか、について発表してきました。精液検査の基準は、治療方法を決定する上で非常に重要なものですので、今後も検討を行っていきます。

その他当院で行っている様々な治療も含めて、詳しい技術的な部分につきましては、今後ホームページ上に順次掲載していく予定でおります。どうそご期待ください!

 

 

☆日本受精着床学会報告(当院の凍結射出精子使用によるICSI成績)☆

培養室の嶋村です。
私が学会報告させていただいた演題名は「当院の凍結射出精子使用によるICSI成績」です。

どういうことかと、かみ砕きますと・・・

新鮮精子を使用いてICSI(顕微授精)をした卵子のその後の発育と、凍結精子を解凍(融解)して使用したICSI(顕微授精)をした卵子のその後の発育を比べたということになります。

凍結精子は精子をマイナス196℃の液体窒素内で保存しています。
凍結精子における融解後の生存率は30~50%程度といわれています。そのため通常の受精方法である、精子を卵子にふりかける方法(c-IVF)での体外受精では、受精しにくいので、当院では凍結精子を体外受精に用いる場合はICSI(顕微授精)を行うことを推奨しております。

凍結・解凍(融解)することで生存率が半分になるということは、その動かなくなった精子は何らかのダメージをうけたことになります。しかし、ダメージをうけた精子は、もとから良くない精子だった可能性も考えられ、凍結精子を使用した体外受精で結果が下がる、変わらない、上がる可能性など様々な意見が出ています。

もちろん、融解後も元気に動いている精子はいて、その精子を使用してICSIを行い、出産された方は沢山いらっしゃるわけですが、今回は特に、精液検査において基準値に満たないご夫婦(精液検査において精子濃度15×106/ml未満、または精子運動率40%未満)を対象として、受精から胚盤胞凍結、そして妊娠出産までのデ-タを追跡しました。

結果としては、いまのところ、出産までの間に大きなデ-タの相違はないとなりました。しかし、凍結精子を使用し、胚盤胞まで培養する患者様の数がまだまだ少ないことにより、引き続き調査を継続していきます。

そもそも精子の凍結は、胚にくらべて生存率が低いという大きな課題を抱えています。
精子数が少ない患者様において、精子1個がどれほど貴重な細胞であるか・・・。
この課題を解決するべく、みなとみらい夢クリニックでも精子の凍結方法を見直しております。皆様からお預かりした精子を、もっともっとよりよい技術でお預かりできますよう日々精進してまいります。

新年あけました!!

 新年明けましておめでとうございます。検査主任の谷部です。
皆様とは、採血時やホルモンコーディネーター勉強会でお会いさせて頂いてます。
今年も採血技術の向上に努めてまいりますので、何かありましたらいつでもお声かけ下さい。

さて、2016年が始まりましたが、皆様は初日の出を見に行かれましたか?
私は横須賀にある野比海岸で初日の出を見ました。
意外と穴場スポットだったのか、それほど人が多くなく見やすかったです。

☆野比海岸からの初日の出☆
初日の出

初日の出を拝み祈る習わしは、日本特有のお正月行事ですね。
初日の出と共に、年神様(としがみさま)が現れると信じられていたことに由来しいているそうです。
今では、富士登山でのご来光や温泉に入りながら初日の出を迎えるなど、
別の目的と一緒に迎える方が多いようです。
中には寝正月、、、といった方もいると思いますが・・・(笑)

皆様はどのようなお正月を迎えられましたか?
この一年、皆様が健康で幸せでありますように。

 

 

 

新年明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。 培養室長の家田です。

昨年は、本当に患者様には待ち時間等で多大なるご迷惑をおかけしましたことをお許し下さい。スタッフ一同、患者様の様々なご意見・ご要望に耳を傾け、改善するよう努力致します。どうぞよろしくお願い致します。

今年も元旦より、仕事が始まりました!!朝から素晴らしい日の出を拝見しました。みなとみらいのご来光です。

今年も患者様ならびにみなとみらい夢クリニックのスタッフ一同にとって素晴らしい一年になりますように~とお祈り致しました。

今日はクリニックから素敵なお弁当が配られました。おいしかったですよ~!わたしはシャケが一番おいしかったです。これで、今日は元気が出ます!!毎日お弁当、出ないかな~(笑)

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一足早い春

今年も早いもので残すところあと2日となりました。

本日よりクリニックの玄関では、お正月の飾りで皆様をお出迎えしております!

 

今年は、カサブランカ、トルコ桔梗、ポンポンマム、グラジオラス、

啓翁桜、キンギョソウ、蘭など、ピンクや黄色の淡い色合いで

一足早い春を感じるアレンジをしていただきました。

 

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芳しい香りが待ち遠しいカサブランカ

 カサブランカ

最近は品種改良が進んでいるそうで、大振りで優美なトルコ桔梗

 トルコ桔梗

なんとも愛らしい名前のポンポンマム(菊)

 ポンポンマム

日々クリニックは混雑しておりますが、一時でもほっこり和んでいただけると幸いです。

それでは、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

 

☆日本受精着床学会報告(紡錘体)☆

培養室長の家田です。

前回のブログで、学会に参加したと報告させて頂きました。今回は、参加したメンバーがどのような発表をしたのか報告したいと思います。
学会報告第一弾としまして、わたくし家田が報告します。

少し難しい話になりますが、患者様の卵子に存在する『紡錘体(ぼうすいたい)』という構造体について調べています。紡錘体というのは、酵母から人間までどんなものにでも存在します。細胞というのは、分裂を繰り返して増えていきますが、分裂をきちんと行うために必要なのが紡錘体です。ですから、卵子に存在する紡錘体を傷つけたりすると、受精しなかったり、受精してもその後の分割(2細胞になったり4細胞になったり・・・胚盤胞になったり)がうまくいなかくなってしまう可能性が高いのです。

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我々が一番紡錘体を身近に感じる時は、顕微授精を行っている時です。顕微授精は紡錘体の位置を確認しながら行っています。紡錘体を傷つけないように。

紡錘体が細胞の中でどのくらい動いているのか?また、受精卵の成長や移植後の妊娠率について、今回発表をしました。

紡錘体や染色体は大変難しく奥の深いものです。今後は、大学と共同研究を行いながら色々解明していく予定です。進展がありましたら、また報告させて頂きます!

☆学会報告第一弾です☆

培養室長の家田です。

みなさん、師走も残り少なくなりました。寒さも少しずつ増してきました?でしょうか。

クリニックは相変わらずの混みようで、患者様には本当に『すみません!』という気持ちでいっぱいです。クリニックのスタッフ一同、待ち時間緩和について色々模索しております。御理解頂けますよう、よろしくお願い致します。

DSC05027 (002)さて、11/26~11/27に日本受精着床学会が開催されました。その名の通り、不妊治療におけます妊娠率や培養成績、新しい技術の報告などについて発表する学会です。医師、培養士、看護師が参加する大きな学会です。培養部からは5名が参加し、発表をしました。もっともっと成績を向上させること!技術の安全性を重視!!そして高い妊娠率の維持・・・このために、日々色々な検討や研究を行っています。
培養部は培養室から外(外来など)に出ないでひっそりと仕事をしておりますが、学会や研究会などには進んで参加しているんですよ。

どのような発表をしているのか、気になると思いますので、少しずつ報告していきたいと思います。ご期待下さい!!

☆こんにちは!受付です☆

ボトルこんにちは。皆様アロマセラピーはご存じでしょうか?

アロマは「芳香」セラピーは「療法」を意味し、植物から採れるエッセンシャルオイルを用い、自然の香りを体内に取り込むことで心身の両面から元気にする自然療法のことです。

ラベンダー今回はアロマセラピーの歴史とメカニズムについて簡単にお話させていただきます♪

アロマセラピーの歴史でこんな有名なエピソードがあります・・・

研究中に手に火傷を負ってしまった化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが、近くにあったラベンダーオイルに浸したところ驚くほどの早さで完治した。これをきっかけに、植物の精油:エッセンシャルオイルの研究が始まりました。人と芳香精油のつながりは古く、古代エジプトでの医療、ミイラを作る時の防腐剤・化粧品などに幅広く利用されていたと記録されています。日本でもお香や菖蒲湯など、アロマセラピーは古くから利用されているのです。

アロマセラピーは嗅覚を利用し脳の中枢に働きかけます。また、マッサージなど触覚を利用した場合は、皮膚を通して香りの微粒子が浸透し、毛細血管やリンパ管に入り身体中に働きかけます。香りの有効成分が身体と精神状態の両面に働きかけます。葉っぱ

当院の漢方外来を受診されている患者さまは既にご存じかと思いますが、漢方外来の診察室でもアロマランプを使って部屋に香りを漂わせているのですよ♪

ボトル2受付でも時々、アロマをたいています♪前カウンターから待合へ香りが漂っているかもしれません。受付では柑橘系をセレクトしていることが多いです♪

次回はエッセンシャルオイルの効能や使い方についてお話させていただきます♪
※当院ではエッセンシャルオイルの販売は行っておりません※

上記で紹介しているエッセンシャルオイルは「WELEDA」ヴェレダ社のものですが、残念ながら現在は製造していないそうです・・・バラ

 

 

 

 

☆はじめまして。看護部です☆

皆様、はじめまして。看護部です。

今回は当院での看護師の役割について紹介します。一般的には看護師は医師の診療補助をしていく役割があります。当院では医師の指示の元、採卵・移植のサポートをさせて頂いています。実際に手術室では、医師の手技のサポートや患者様への声がけなどを行っています。外来では治療、処置についての説明をし、患者様が安心して治療を受けられるように取り組んでいます。その他に採血や内診の介助なども行っているので、皆様と関わる場面がとても多いです。何か不明な点や不安などがあれば、いつでも声をかけて頂ければと思います。

当院の看護師は20~40代のスタッフで構成されております。それぞれ経験してきた診療科は様々ですが、スタッフ一丸となり少しでも皆様のお力になれるように努めています。

今後は学会や勉強会などの内容もアップしていきたいと思っています。

これから冬に向かい寒さが厳しくなり、体調も崩しやすい時期になりますが、手洗い・うがいなどを忘れず体に気を付けて下さいね。(^^)/

培養室より初投稿です。

培養室長の家田です。初登場ですが、よろしくお願いします。先日、福岡に行って参りました。遊びではありません。学会でした・・・(気持ちは少々おいしいものを食べる気満々でしたが)

九州での学会は久しぶりでした。熊本、大分、福岡と何とも良いところで学会を開催して下さるものです。今回は、私は発表というよりも一般演題の審査員という役割を命じられており、優秀な演題を選ぶという大役を任されておりました。アクロス福岡という立派な会場で『第18回 日本IVF学会学術集会』は行われました。内容としましては・・・今話題のiPS細胞やES細胞から卵子や精子を作出する話や着床前診断の必要性など。また、他の施設が紙のカルテではなく、電子カルテを使っており、その有用性などのお話もありました。この学会は医師から培養士まで勉強できる幅広い内容が詰め込まれており、大変貴重な話が聞けて、当院でも色々活用できると感じました。私は培養部に所属しているので、いかに良い受精卵を作るか!いかに妊娠率を向上させるか!が一番重要で必要です。しかし、患者様の待ち時間の短縮についてももっともっと考えていこうと思っています。先ほども話をしましたが、電子カルテなどのシステム導入も色々検討していくべきかもしれないと・・・患者様の満足度を上げることが一番大切であると思っています。

これからも学会に行きましたら、また報告させて頂きます!

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アクロス福岡(緑が茂って涼しげでした~)

 

 

 

 

 

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中州近くの『であい橋』。いい出会いがあるといいですね~