用語集

移植

分割期胚移植:採卵後2~3日の分割期胚を移植する方法。
胚盤胞移植:採卵後5~7日の「胚盤胞」と呼ばれる胚を移植する方法。

黄体

排卵したあとに形成される内分泌組織。卵胞ホルモン(エストロゲン)と、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌する。

黄体化ホルモン(LH)

卵胞の成熟、排卵、黄体形成を促すホルモン。卵胞刺激ホルモン(FSH)と一緒に働く。排卵が近づくと、急激に大量の黄体化ホルモンを放出し(この現象を「LHサージ」と呼ぶ)、排卵を促す。

黄体機能不全

受精卵が子宮内膜に着床できない状態を指す。黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌不全、排卵異常、子宮内膜の異常など、さまざまな原因により起こる。

黄体ホルモン(プロゲステロン)

子宮内膜を肥大化させ、着床の準備や妊娠維持の環境を整えるホルモン。排卵後、卵巣内で卵胞は黄体となり、ここから黄体ホルモンが分泌される。このホルモンの分泌により、基礎体温が上昇する。黄体ホルモン剤には「デュファストン」「ルトラール」などがある。

黄体ホルモン(プロゲステロン P4)

排卵直後から卵巣でつくられるホルモンのひとつ。排卵後に受精や着床をしやすいように子宮内環境を整える作用がある。

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カウフマン療法

女性の体内で起こる月経周期を、ホルモン剤を使って整える治療法。月経周期は「エストロゲン(卵胞ホルモン:E2)と「プロゲステロン(黄体ホルモンP4)」という2つのホルモンの働きでコントロールされているが、このバランスが崩れると月経周期が乱れる。その結果、「月経がない(無月経)」や「月経期間が短い(頻発月経)」「月経期間が長い(稀発月経)」といった生理不順が起きてしまうため、それを元に戻す目的でカウフマン療法が行われる。

基礎体温

毎朝目が覚めてすぐ、起き上がらない状態で計測した体温。グラフにすると、低温層と高温層が現れる。排卵が無ければ、低温・高温の差が現れない。

クラミジア感染症

クラミジア・トラコマチスという細菌によって起こる感染症で、男性は尿道炎、前立腺炎などを、女性は子宮頸管炎などを引き起こす。

クロミフェン

排卵誘発剤の一種。卵巣から出る卵胞ホルモンの作用を抑えることで、卵胞刺激ホルモン(FSH)を増やし、排卵を促す。クロミフェンの単独療法と、hMG、hCGなどの薬剤と併用する場合がある。薬剤名は「クロミッド」「セロフェン」

頸管粘液

子宮頸管からの分泌物。卵胞ホルモンなどの働きで性状が周期的に変化し、ばい菌を殺す性状や、精子を通す性状などが現れる。

抗精子抗体

精子を抗原とする免疫反応。精子の凝固や不動化を引き起こし、受精を妨げる。

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採卵

卵胞に針を刺して、数mlの卵胞液を吸引し、その中に含まれている卵子を取り出す方法。

子宮外妊娠

本来、受精卵は子宮内膜に着床するが、何らかの原因で受精卵が子宮内膜以外に根をはって着床してしまうことを子宮外妊娠と言う。

子宮筋腫

子宮の筋組織から発生する良性の腫瘍。

子宮内膜症

子宮内膜の組織が、子宮以外の組織や臓器などに存在する症状。卵巣に血液がたまると、チョコレート嚢腫や癒着などの原因になる。

視床下部

脳下垂体に性腺刺激ホルモンを放出させる働きを担う。

人工授精

排卵時期に精子を洗浄濃縮し、運動良好な精子を集めて子宮腔内に注入する方法。その後の着床までの過程は自然妊娠と同様。

精液

精液中の1%が精子で、残る99%は精漿と呼ばれる分泌液。副性器に障害があると、精液が作られなかったり、精子が死滅したりする。

精液検査

1回の射精で得られる精液の量と、精液内の精子の状態を調べる検査。精子濃度・精子の運動率・正常形態率をチェックする。

精子濃度

1cc中の精子数。2000万個以上が正常。

精子無力症

運動する精子が50%未満、あるいは活発な直線運動をする精子が25%未満の状態を指す。

性腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)

性腺に作用し、性腺の発育を促すホルモンの総称。脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、胎盤から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の3種類がある。

スプレキュア(点鼻薬)

本来は脳下垂体に作用して性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモン)を抑制する薬だが、体外受精においては採卵のタイミングに合わせて黄体化ホルモンを分泌させ、卵子を質の高い成熟した状態にさせる目的で使用する。

造精機能障害

精液検査で、精子濃度・運動率が低く、奇形率が高い場合を指す。

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体外受精

体外受精とは体内で行われる卵子と精子の受精を体の外で行い、順調に受精・分割した卵(胚)を子宮内に移植する方法。

タイミング法

最も妊娠しやすい日にタイミングをあわせて性交を行う方法。

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乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)

脳の下垂体にある前葉から出るホルモン。プロラクチン値が高いと、排卵障害や流産の原因になります。

脳下垂体

視床下部から刺激を受けて、卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)などを分泌する。

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排卵誘発(COH)

薬によって排卵を起こすこと。排卵障害がある場合、あるいは、自然排卵が認められる場合でも、排卵をより確実にするために行われる。体外受精や顕微授精では、排卵誘発で複数個の卵子を採取する。

ヒューナーテスト(フーナーテスト)

性交後の子宮頚管粘液中に存在する精子の状態を見る検査。検査の12時間くらい前までに性交渉を行い、子宮頚管から粘液を採取して顕微鏡で確認する。

ホルモン検査

血液検査によって、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、プロラクチン(PRL)黄体ホルモン(プロゲステロン)などを調べること。

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無精子症

精液中に精子が存在しないこと。精子が作られていない場合と、精子があっても輸送されていない場合とがある。

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卵管造影検査(フェムビュー)

造影剤を子宮腔内に注入し、子宮内部や卵管に異常がないかを確認する検査。

卵管通水検査

子宮腔内に生理食塩水を注入して、卵管が通っているかどうかを確認する検査。

卵胞刺激ホルモン(FSH)

脳下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣に作用して卵胞の発育を促す。また、黄体化ホルモン(LH)とともに、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌も促す。

卵胞ホルモン(エストロゲン)

卵巣から分泌され、妊娠中は絨毛細胞から多量に分泌される。子宮内膜を増殖させるほか、頸管粘液の分泌を促す働きなどがある。卵胞ホルモン剤には「プレマリン」「エストラダームTTS」などがあるが、これらは主に更年期障害の症状改善に使われる。

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英字

hMG(ヒト閉経ゴナドトロピン)

排卵誘発剤の一種。基本的な構成成分は、卵胞刺激ホルモン(FSH)と、黄体化ホルモン(LH)。薬剤名は「ヒュメゴン」「パーゴナル」「パーゴグリーン」「ゴナドリール」「フェルティノームP」など。

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)

排卵を促すホルモン。黄体化ホルモン(LH)作用がある。クロミフェンやhMGを投与したのち、排卵誘発剤や黄体機能賦活剤として注射される。

LHサージ

急激で大量の黄体化ホルモン(LH)の放出のことを指す。排卵の直接的な引き金となる。LHサージから排卵までの時間は、24~40時間程度とされている。

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